外装材の投資はリターンが最大級
明けましておめでとうございます。
設計のまつです。
今年も宜しくお願い致します!
今回は長持ちする外壁の話しをしたいと思います。
外壁は、建てた後にかかるお金の中でも、もっとも仕様によって差が出る部分です。
なんと、
30年程の単位で考えると、200万~300万も変わってきますので、大変重要な部分です。
大手ハウスメーカーのトップメーカーである積水ハウス、また、ローコスト住宅のトップメーカーである
タマホーム、このどちらもが、
窯業系サイディングという同じ種類の外装材を使っています。
窯業系サイディングは、本体の塗装の色褪せと、継ぎ目のシーリングの劣化がメンテナンスの目安になります。
積水ハウスとタマホームの窯業系サイディングを比べると、
塗装の色褪せ、
シーリングの耐久性
、どちらも積水ハウスの方が長持ちします。
建物の価格差を考えると、これは当たり前の結果ですので、積水ハウスが良くて、タマホームが悪いという
事ではありません。
大事なのは、
何が違うのかを理解しているかという事です。
この場合の答えは、
外装材の塗装の種類と、
シーリング材の性能の差です。
違いさえわかれば、簡単な話、この部分に同等のものを使えば、差はなくなる事になります。
例えば、シーリング材、
一般的に使われているものは、寿命が10年(早くて5年)、
積水ハウス等で使用されている高耐久シーリングで、30年と言われています。
築12年の現場例↓(他社施工物件) コーキングが劣化し、落下しています。
30年スパンで考えると、高耐久シーリングが1打ち替え1回で済むところ、
一般的なシーリングでは、3回必要になる計算です。
これをメンテナンス費用で比べてみましょう。
シーリングの打ち替えは、およそ《実際の長さ×800円程度》です。
35坪くらいの家で、約400mシーリングを施工しますので、
400m×800円で、320,000円
これに、足場費用や、カーポート屋根の撤去などを含めると、
およそ60万ほどになります。
高耐久シーリング 60万円
一般的なシーリング 180万
その差120万円です。
ちなみに、普通のシーリングを高耐久シーリングに変更する場合の差額ご存知ですか?
およそ20万円です。
30年で考えると、120万-20万で、
なんと100万円も安くなります!
どうされますか??
高耐久シーリングにされますか??
ここまでの話しの流れを知った方なら、きっと悩むはずです。
当社は、長持ちする家をコンセプトの一つとしてさせて頂いていますので、
しっかりと説明させて頂いた上で、高耐久シーリングをおすすめしています。
いろいろな知識を増やせば、賢い建て方ができます。
ご参考までに!
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