2007年04月23日
中古住宅市場はできるのか?
3/1の日経新聞企業面に、Sハウスさんが中古住宅再生・転売事業を開始するという記事が掲載されていましたね。『団塊世代の住み替え需要のために、古い家を買い取り、省エネ対策や内外装のデザイン変更をして、新築よりも2~3割安く若い世代のお客様に売り出す』というものです。
古い建物を耐震補強して、内・外装のデザインを模様替えして、外張り断熱をするとのこと…。「いったいいくらで売るのでしょう?高くなるんじゃないのかな?」。もし安く売るのなら、下取りをする売主には、手元にどのくらいお金が戻るのでしょうね?これって、土地の安い地域での商売ではなさそうですね。もう1つの疑問!?住み慣れた我が家を売った団塊世代は、いったいどんな住まいを、どの場所で手に入れるのでしょう?田舎暮らしをするのでしょうか?
写真は高嶋市の七川祭りです。ゴールデンウィーク時期のお祭りです。駐車場で車を止めて、10分程度歩くと、何でこんな所に、こんなにたくさんの人がいるの?って思うほど。懐かしい気持ちで一杯になるお祭りです。
不動産市場が機能しない日本。その理由は、狩猟民族と違って農耕民族だから、1ヶ所に定住して動こうとしないこと、それから、戸建の住宅の性能を正しく評価できる業者さんがいないためだそうです。特に、評価基準項目に気密テストが入っていないことも、説得力に欠けますね。だから、今の住まいを増築して住み続けている人がほとんどなんです。冷暖房効率を考えたり、ゆったりとした間取りをなおしたいと考えても、帰ってくるか分からない子供のことを考えると、お金をかけるのはもったいないから、我慢して住みなれた場所で、このまま住み続けようというのが現状のようです。
人生のステージの変化に合わせて、リフォームする、・・・なんて、もったいない!その思いを形にしたのが”宙・Sola”なんです。
▼家はいつ建てたらイイの? -人生のステージの変化に合わせて、その思いを形に-