2007年05月31日
魔法瓶住宅にご用心!!!Vol - 2
心と体を温める、家族の絆を深める家 『宙・Sora』 着々とモデルハウスの完成に近づいてきています。
写真は現在の進捗状況です。床・壁・天井の下地ができ、後は仕上げ材を施工するのみです。
内断熱工法のケースなら、壁・天井の下地に断熱材をこれから貼っていきますが・・・。外張り断熱工法なら、このようにスッキリしています。
これが以前お話してた、魔法瓶住宅の魔法瓶の内側です。
今日は、「宙・Sora」建築にあたって「だいかね」で取り決めた「3つの約束」の話をしてみたいと思います。
実は、私達「だいかね」では、以前から、「住まい(環境)」と「健康」という視点で環境事業に取組んできました。「だいかね」が、「住まい(環境)」と「健康」という視点で事業に取組むキッカケとなったのが、皆さんもご存知の「シックハウス症候群」「シックスクール」という「社会問題」でした。
家という大きな買い物をしたお客様にとって、生活の基礎となる住宅が発症の原因となる「シックハウス症候群」はとても深刻な問題です。「ガイアの夜明け」というテレビ番組でも「シックハウス症候群」と闘う家族が紹介されていました。
「ガイアの夜明け」 http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia
この問題は、人に住まいを提供することを事業とする「だいかね」とって無視することのできないことなのです。
「シックハウス症候群」の発症原因の一つには、建物に使う「建材」や「接着材」、「防腐剤」に含まれる人体に有害な「揮発性有機化合物(VOC)」にあるといわれています。
「室内」に使われている建材や内装材に含まれている「VOC」が、少しづつ、少ーしづつ建材や内装材から染み出し、それが気体になって室内に充満し、室内で呼吸をするたびに有害物質が体に取り込まれていく。「シックハウス症候群」に感染する過程は、そんな感じです。
そんな室内で呼吸している自分を想像するだけで背筋が凍る思いがします。
「シックハウス症候群」が発症する原因のもう一つに、冷暖房の効率を高めるために工夫された建物の「機密性」があります。C値の話しましたよね。
『宙・Sora』 も、「室内の機密性が高い」、「外断熱(外張り断熱工法)」の家です。
基礎工事の写真を紹介したように、『宙・Sora』は、地表面とも断熱材で絶縁し、基礎・壁・屋根全て構造体(柱、梁、垂木)の外側を断熱材で包み込みます。
「高気密・高断熱」だからこそ、『宙・Sora』は、夏の暑さや冬の寒さ、梅雨時期の湿気などの影響を受けにくく、住む人たちに「快適な暮らし」を提供することができるのです。
しかし、その反面、私たちが、「高気密、高断熱」の『宙・Sora』に「シックハウス症候群」の原因となるような「VOC」を含む「建材」や「内装材」を数多く使用したとするならば・・・
言うまでもありません。私たちの『宙・Sora』は、お客様の「心と体を温める家」どころか、「心と体を病ませる家」となってしまうのです。
「だいかね」では、私たちの『宙・Sora』が、お客様に提供できる価値の一つでもある、「高気密・高断熱」による「快適な生活」を実現するために、絶対にしてはならない約束事を3つ取り決めました。
1. 「宙・Sora」は、床下から部屋そして屋根裏まで全てを室内と考える。ゆえに土台の材料、外壁材 料(床から1メートル程度の範囲)への「防蟻処理」はしてはならない。
2. 内装材料には、例え見栄えが良くて安価であっても「VOC」を多く含む建材やビニールクロスなどを使用しない。
3. 室内に使う「建材」は「無垢財」、あるいは、独自のテストで安全が確認できる「エフ・フォースター(F☆☆☆☆)」の材料を使用する。
※F☆☆☆☆(Fフォースター)は、JIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務づけられている、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。
このブログを訪ねてきてくれた人たちの中には、より良い住まいを提供したいと考えている人達、家を新築しようという人達もたくさんおられると思います。そこで「住まい(環境)」と「健康」に“こだわり”がある「だいかね」からのお願いがあります。
良いものを、安く提供することは、「だいかね」を含む全ての建設会社の使命です。
しかし、「健康」は、お金で買うことはできないのです。
家を新築する場合は、少しぐらい割高であっても、「健康」に必要となる「材料選び」は慎重に行って欲しいのです。
「だいかね」は、「健康で安全な暮らし」の源(ベース)は、間違いなく「家」だと考えます。
心と体を温める、家族の絆を深める家『宙・Sora』
7月のモデルルームのお披露目に向けてただ今建築中!!7月21日のモデルハウスオープン見学会には是非、お運び下さい!!
『宙・Sora』新モデルハウスオープンまで、後52日です。
▼白熱の議論 -結論は体感してから-