いちごブログ

　膳所の義仲寺にある松尾芭蕉の墓です。ここに有ることは知っていましたが、初めて訪れました。

　梅雨時期の代表的な俳句に、「五月雨を　集めて涼し　最上川」と芭蕉が最上川川下りの時に詠んだ句があります。松尾芭蕉46才の作品ですが、"奥の細道"の編集の際に「五月雨を　集めて早し　最上川」と変わりました。

　不易流行を提案し、俳風に新たな展開を提案した芭蕉。

　その不易流行は、現在の建物や住まいにも通じるモノがたくさんありますね。大切にして変えてはならないモノ、流行を取り入れられるモノは積極的に取り入れる。　　　　　http://www.ict.ne.jp/~basho/

　海外で暮らす日系二世、三世の皆さんが、今日本に暮らす私達よりも、ずっと日本の伝統的な良さを理解し、守っておられる暮らしを見る度に、「"忘れ物"を取りに帰らなければならないなぁ」と私は思います。

　先日、台湾前総統の李登輝氏が奥の細道を尋ねられた時、「もっとゆっくりと芭蕉の足跡を歩きたい」と言われたと聞いて、毎日時間に追われる生活に少し疑問を持ちましたが、・・・取り残される不安に襲われたのも事実です。

　今日は"花キン"!!!ちょっと古いか?雨音と家族の会話を肴に、好きな全イモの芋焼酎を飲んでゆっくりと時間を過ごしたいですね。しかし・・・、きっと食卓の椅子で、いつものように、すぐに寝てしまうだろうと、妻に一笑されそうですが。