いちごブログ

　今では道路や鉄道などの交通手段が充実し、大阪や名古屋までも70分程度で行ける様になりました。
　しかし私が子供の頃は、電車は時間がかかるし、どんな家にも車があったわけではない頃・・・。


　盆・正月やお祭りの時に親戚が集まると、ほとんどが家に泊まっていきました。
　もちろん、雑魚寝ですが。
　だから、今でも布団はたくさん残っています。


　20年ほど前に、バンクーバーの親戚へ行きました。
　どんな親戚かもよく知らず、何のために行ったのかも記憶にないのですが・・・
　その時、バンクーバー郊外のリッチモンドにあるお宅に泊めてもらいました。


　１階がベースメントと呼ばれる、ユーティリティーと納戸。
　２階に２LDK、クローゼット、バス・トイレ。
　こんな感じの間取りでした。


　驚いたのは、自分達の主寝室を初対面の私達夫婦に提供してくれたことでした。
　自分達は予備室か、物置で就寝されていました。

　
　ウォーターベッドには戸惑いましたが、傍らのチェスとも全て空にされていました。
　日本人なら座敷や予備室に泊まってもらうのに・・・。


　現在、だいかねでは住まいを考える時に、お客様が泊まられることは余り想定していません。
　リビングの延長で畳の部屋を創ったりが主流です。
　家族が一番住み心地が良い家、これをお進めしているからです。


　この様なプランの家でも、カナダのご夫婦のおもてなしのように主寝室を提供すれば、
　ゲストルームがなくてもゆっくり泊まってもらえるかもわかりませんね。

　
　限られた大切な予算で、家族優先に考え、無駄なスペースをなくしたい時、
　カナダ人の考え方も参考になりますよね。